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太陽光発電と電磁波の真実!健康への影響と安全対策を徹底解説

さまざまなものが値上がりするなか、電気代節約のために太陽光発電システムの設置を検討する方が増えています。

ただ「電磁波が発生すると聞いたけど、健康に影響はないのか?」と不安で設置に踏み切れない方もいらっしゃいます。

✅本記事の内容

・太陽光発電システムから発生する電磁波とは?

・太陽光発電システムのどこで電磁波が発生するのか?

・健康被害はある?太陽光発電システムと電磁波の関係

・電磁波を比較!太陽光発電システムとその他の家電の電磁波の強さ

・太陽光発電システムの電磁波が気になる場合はパワコンの設置位置を考えよう!

✅本記事の信頼性

・現役の某太陽電池メーカーの営業マン「スポンジ」が監修(営業キャリア10年以上)

・営業実績は、住宅用太陽光発電を200棟/月を販売継続(3年以上)

本記事では、太陽光発電システムにおいての電磁波について詳しく解説します。

太陽光発電システムでは電磁波は発生するのか、他の家電との比較や健康への影響についても分かるようになるため、安心して太陽光発電システムを設置できるようになります。

太陽光発電システムから発生する電磁波とは?

太陽光発電システムから発生する電磁波とは

そもそも、電磁波とはどういうものなのでしょうか?

電磁波の基本や種類について、解説します。

1.電磁波の基本原理

電磁波とは、電気が流れる時に発生するエネルギーの波のことです。

電気の力が働く範囲を「電界」、磁気の力が働く範囲を「磁界」と言いますが、互いに影響しあい電磁波として空間を伝わっていきます。

私たちはテレビやスマートフォン、電子レンジなどさまざまな電化製品に囲まれて生活していますが、それぞれ電磁波を発生させています。

電磁波は私たちの生活に欠かせないものと言えるでしょう。

2.電磁波の種類

電磁波は周波数によって、4つの種類に分けられます。

①放射線:γ線・X線

10万THz以上の強いエネルギーを持つ電磁波で、主にレントゲン撮影など医療や材料検査に用いられる電磁波です。

②光:紫外線・可視光線・赤外線

789THz~10万THzを紫外線、384THz~789THzを可視光線、3THz~384THzを赤外線に分類します。

紫外線は日焼けサロン、赤外線はリモコンやヒーターに用いられることが多いです。

可視光線とは目に見える電磁波のことで、太陽の光が虹として認識できるのは可視光線が関係しているからです。

③電波

60Hz~3THzの電磁波を電波といいます。

テレビやラジオ、電子レンジなどさまざまな家電製品の周りに飛び交っており、私たちの生活に必要不可欠な電磁波といえるでしょう。

④超低周波

60Hz以下の周波数がかなり低い電磁波を超低周波といいます。

電気風呂や低周波治療に用いられており、微弱な電流を流して体に刺激を与え、肩こりや関節痛などを緩和することができます。

太陽光発電システムのどこで電磁波が発生するのか

太陽光発電システムのどこで電磁波が発生するのか

太陽光発電システムは、太陽光パネルに使用されているシリコン半導体が光を受けると、太陽の光エネルギーを電気に変換する仕組みです。

太陽光パネルのほかに、接続箱やパワーコンディショナなどの機器が必要になります。

太陽光発電システムについて詳しく知りたい方は、【失敗しない】住宅用太陽光発電を基礎から学ぶを見てみてください。

では、電磁波は太陽光発電システムのどこで発生するのでしょうか?

1.太陽光パネル

太陽光パネルは、太陽の光が当たると電気を生み出してくれます。

電気が発生するため、電磁波も発生するんじゃないかと思いませんか?

しかし、太陽光パネルから発生する電気は直流の電気です。

直流の電気は波形がないため、太陽光パネルから電磁波は発生しません。

2.パワーコンディショナ

パワーコンディショナは、太陽光パネルで生み出した直流の電気を家庭で使うことのできる交流の電気へ変換する機器です。

パワーコンディショナ

この変換を行う際に、電磁波が発生します。

具体的には、下記の部分で電磁波が発生しています。

  • 制御回路:電力の変換時に高速で電流をスイッチングするため、電磁波が発生
  • コンデンサ:電気を蓄電・放電する部品で、充放電の際に電磁波が発生
  • コイル:電流を変化させる部品で、変化する際に電磁波が発生

太陽光発電システムの中では、唯一パワーコンディショナが電磁波を発生する機器です。

健康被害はある?太陽光発電システムと電磁波の関係

先ほど太陽光発電システムでは、パワーコンディショナから電磁波が発生すると解説しました。

では、健康被害はあるのか?気になりますよね。

結論から言うと、人体に影響が出るほどの電磁波は発生していないため、健康への影響を懸念する必要はありません。

ただし、心臓ペースメーカーなどの医療機器を使用している方は注意した方がいいでしょう。

パワーコンディショナの放射電界強度は携帯電話の1割以下で、電波防護指針によると、携帯電話はペースメーカーから22cm以上離れていれば問題ないとされています。

よって、パワーコンディショナからも22㎝以上は離れることが必要です。

電磁波を比較!太陽光発電システムとその他の家電の電磁波の強さ

太陽光発電システムだけでなく、身近にある家電からも電磁波は発生しています。

下記は、太陽光発電システムと主な家電の電磁波の強さを比較した表です。

太陽光発電システムとその他の家電の電磁波の強さ

参照:https://kurashifesta-tokyo.org/2015/eco/img/report_photo02.pdf

μT(マイクロテスラ)は電磁波の強さを表す単位で、200μTが電磁法で定められた規制値になります。

他の家電と比べても、太陽光発電システムから発生する電磁波は強くないことがわかります。

よって、普通に生活する分には太陽光発電から発生する電磁波は、健康に影響がないといえます。

太陽光発電システムの電磁波が気になる場合はパワコンの設置位置を考えよう!

太陽光発電システムの電磁波が気になる場合はパワコンの設置位置を考えよう!

本記事では、太陽光発電システムから電磁波が発生するのかを詳しく解説しました。

太陽光発電システムにおいては、パワーコンディショナから電磁波が発生しています。

しかし、他の家電と比べても強い電磁波を発しているわけではないため、健康に影響が出ることはないでしょう。

どうしても心配という方は、パワーコンディショナの設置基準(離隔距離を取る、埃っぽい場所や湿度の高い場所、直射日光をさけるなどの基本的な基準)に加えて、電磁波の影響も加味した設置場所に設置すれば問題ありません。

また、屋外に設置するタイプのパワーコンディショナを選べば、自然に距離を取れるため安心です。

当社アイデンは、これまで関西エリアでさまざまなお客様に20,000件以上の太陽光発電を設置しております。

太陽光発電システムを設置したいけど、電磁波の影響が心配という方もお気軽にご相談ください。

お客様の不安を取り除いて太陽光発電システムを設置し、電気代の節約や災害対策に備えるなど、快適な生活を送るお手伝いをします。